Staff interview

ケンカしても仲直りできるくらいの大きな思い出に

Craftman interview 02

A.HISHIKI

5年前、「お客様と濃い関係を築きたい」とCA(客室乗務員)から転身を果たした菱木。包み込むようなあたたかい笑顔をもつ彼女に、職人になったきっかけや、どのような想いでお客様と、指輪と向き合っているか、話を聞きました。

職人インタビュー vol.2 A.Hishiki

前職はCAでした

客室乗務員として飛行機の中で一度にたくさんのお客様にサービスを提供する仕事をしていましたが、接するお客様の人数をもう少し狭めたい、より濃密に、より濃い関係を築きたいと考えるようになっていました。あとは、もともと好きだったものづくりの分野で手に職をつけたいという気持ちが出てきたのもあり、接客とものづくりのどちらもできる鎌倉彫金工房に応募したんです。

CAは憧れの職業でしたし、狭き門と言われることもあるように就職活動は結構大変でした。だから、転職するときはちょっとだけ周りからの反対も(笑)彫金は全くの未経験でしたし、全然違う業種でしたから、私自身も転職するのに少し勇気がいりました。ただ、後悔はまったくないんです。

小さい頃からものづくりが好き。ホームステイをしたことがあるんですけど、その時に家族へのお礼として羊毛フェルトでお人形を作ったりとか、ビーズでアクセサリーのようなものを作って部活の仲間にプレゼントしたりとか。彫金じゃなくても良かったのかもしれませんが、自分のやりたいことという意味で、鎌倉彫金工房以外に候補はありませんでした。

今は姉妹店の横浜元町彫金工房で、お客様の指輪作りをお手伝いする接客と、石を留めたりする加工をやっています。

職人インタビュー vol.2 A.Hishiki

「自分でリングが作れた」という達成感

「自分でリングが作れた」という達成感をお客様に味わってもらいたいと思っています。職業にしてからも未だにものづくりが好きなので、旅行先などでよく体験に行ったりもするのですが、ほぼ先生が作っちゃったとか、自分で作った感が感じられないことって多くて。

私がもしお客様の立場だったら、自分で作りたいという気持ちが大きいので、私が手伝いすぎることなく、自分で作ったという実感をお客様に持ってもらえるように特に心がけています。

必要なのは、素早く手を入れる箇所を判断し、短時間でキレイに手を入れ、お客様にお返しすること。ブランド全体に染み渡っているこだわりのひとつでもあります。私が指輪を持って、お客様をお待たせしている時間が少なければ少ないほど、手を加えていないように感じていただけますからね。そのために、自分の技術力が高くないといけないんです。

職人インタビュー vol.2 A.Hishiki

作った感もしっかり残しつつ仕上げる

手作り感を残すことを追求すると、難しくなるのが品質との両立。未だに難しいと思いながら日々試行錯誤しています。お客様は初めてお作りになる方がほとんどですから、お任せしきりだとキレイなリングはできません。いかに上手に伝えて作っていただけるか、手作り感を残しながらどう手を入れるかというのは、常に考えています。難しいですね。今でも正解がわかりません。

お預かりした指輪の加工の仕事も同じですよね。お客様が作ったリングと、その後に私たちが石を留めたリングとがすごく違っていたら「お姉さんが作ってくれた指輪」になっちゃいます。売られているくらいのレベルで加工するのは当然のことで、作った感もしっかり残しつつ仕上げることが大切だと考えています。

職人インタビュー vol.2 A.Hishiki

ケンカしても仲直りできるくらいの大きな思い出に

石入れなどがない場合は当日に指輪をお持ち帰りいただけるのですが、お見送りをした後に、指輪つけた手を空にかざしてご覧になる方がいらっしゃって。背中しか見えないんですけど、すごく嬉しそうなのが伝わってくるんです。それを見た瞬間、やってよかったと思います。

結婚指輪や婚約指輪をお作りになる方って幸せな方がほとんどなので、そんなお客様と幸せな空間を一緒に過ごせること、あとは、ふたりにとっての一生の思い出となる時間を作るというところにも、醍醐味を感じます。

お客様には、リングを見るたびに作ってよかったなとか、あの時は楽しかったよねって思い出せる記憶を残していただきたいですね。そして、その記憶が2人の中の共通の記憶であり続けて、ケンカしてもリングを見たら仲直りできるとか、それくらいの大きな思い出になるように。そんな時間が作れる職人になりたいんです。

職人インタビュー vol.2 A.Hishiki

菱木のおすすめリングは……
鎚目デザイン×イエローゴールド(K18YG)

ご自身で模様を作っていくので、より手作り感、オリジナル感が楽しめると思いますし、お互いの指輪に打つことによって「これ打ってくれたんだよな」って、良い思い出になるのではないかなと。素材はイエローゴールドが好きです。K18は経年変化が若干あるそうなんですけど、時の流れを感じられますよね。

あとは、サプライズもおすすめです。私自身の結婚指輪、婚約指輪も鎌倉彫金工房で手作りしたものなのですが、婚約指輪は、夫がサプライズで作ってくれました。こっそり予約していたようで、私以外のスタッフはみんな知っていて驚いて。すごく嬉しかったんです。

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